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区議会で紛糾2010/10/09

第三定例会の最中です。
私の一般質問は終わりました。
間もなく、動画がアップされるはずです。
http://www.itabashi-city.stream.jfit.co.jp/

また、
今週の常任委員会(企画総務・文教児童)で
かなりもめたことがあったので概要を報告します。

平成19年に、教育委員会の元職員が、
架空工事を発注し見返りをもらっていたという事件が発覚し、
その後、有罪判決を受けています。
この事件に関係した企業14社について、損害賠償請求とともに、
未処分の11社に対して指名停止処分18か月が行われました。

行政側は、「客観的な証拠に基づいて下した」と
議会でも説明していましたが、
指名停止を受けた企業のうち1社が、
架空工事を否定。
現場を再度検証したところ、きちんと工事がなされていました。
行政はあわてて、
賠償請求の取り下げと、処分の取り消しをした。
という流れです。

まぁ、お粗末極まりない対応です。

詳しくは、今後掲載される議事録をご覧いただきたいのですが、
いくつか問題点を箇条書きで。

・議会で議論するための証拠書類の提出を行政側が拒否した
・8月に委員会に報告された内容と、実際との相違点が多い
・指名停止処分を下した業者に、昨年11月以降、事情聴取をしていない
 (釈明も、情状酌量する機会もナシ。)
・客観的証拠とは、委託業者が調査した内容だけだった
・金額の多寡や、悪質性を鑑みず、一律に18か月という重い処分内容
・行政主導で行われた事件なのに、当該元職員一人に責任を押し付ける態度

行政側から一方的に損害賠償請求をすれば、
企業側は謝って支払ってくるだろうという
安易な進め方になっていた感が否めません。

本来であれば、事業者からきちんと聴取をし、
その内容も含めて情報公開し、
事件の全容を解明すべきところだと思いますが、
何か全容が明らかになると困ることがあるのでしょうか?

今回の行政側の対応は、かなりまずかったと言わざるを得ません。

11:22 2010/10/09

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