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中山道の人身事故について2012/10/03

10月1日の16時15分頃、国道17号線(東坂下2-16)付近で、
人身事故が発生しました。
地元の小学校の二年生男児が被害者で、
病院に搬送されましたが、お亡くなりになりました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

私も当日、事故後の交通整理をしていることを発見し、
すぐに区役所の危機管理担当に問い合わせました。
また、翌日10月2日の朝、すぐに交通安全課長にヒアリングしました。

じつは、今年の6月11日の一般質問で、
私はこの道路の危険性について一般質問をして、
改善を要求していました。
以下、議事録より抜粋。
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坂下三丁目から東坂下に中山道を横断する信号が少なく、
多くの人が国道のあの大通りを、車がいないすきに走って横断してしまっており、
たいへん危険です。
きちんと信号のある横断歩道を作り、自転車や歩行者はそこを渡るようにして、
逆に危険な横断ができないように中央分離帯をつくり、安全を確保すべきと考えます。
地域からの声もあり、坂下3-3近辺から東坂下2-16近辺を結ぶ
横断歩道と信号機の設置を提案しますが、いかがでしょうか。
http://www.itabashi-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=23766&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB
動画 8:20頃~
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区長答弁
志村坂下交差点から東坂下交差点までの区間における横断者の安全確保につきましては、
中山道の道路管理者であります国土交通省及び交通管理者であります警察に対しまして、
信号機や横断歩道、中央分離帯の設置を含めて、横断環境の整備を
今後とも要望して参りたいと考えております。
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区道じゃないので、要請するという答弁しかいただけません。
ここは、横断歩道のある信号の間隔が広いため、
片側2~3車線ある国道にも関わらず、
現実には歩行者は平気で横断歩道のない部分を横断してしまします。
特に事故のあった場所は、
暗渠公園に続くところで、
その公園は通学路にもなっており、
次の信号まで行くよりもかなり近道になるのです。
歩道橋があるのですが、このバリアフリーのご時勢には利用者は少なく、
大人が勝手に横断するのを見れば、子どももやりたくなるのが人情です。

私が子どもの頃も、やはり事故が多かったようで、
公園内に慰霊碑のようなものも建っていました。
なぜか今は撤去されており、台座しか残っていませんが。

一般質問後、6月19日に警察から区に回答が来たそうで、
・交差点を増やすことは渋滞の原因になる。
・違法行為(違法な横断)を前提にしてそれを防ぐ策を講じるとなると、
 どこもかしこもやらなければいけなくなる。
・過去2年間に、軽微な事故1件しか起きていない。
ということで、しばらくペンディングになりました。

そして今回の事故が発生しました。

この結果、どう改善するか問い合わせておりますが、
以下、速報です。

・歩道のガードパイプの増設で、歩行者が道路に出づらくする。
・横断禁止の看板の増設

今後の抜本的な改革(信号機と横断歩道設置や、中央分離帯の設置など)に
ついては以下の通り

国土交通省
・中央分離帯を設置するには幅員が足りない。将来的に拡幅したら設置する。

警察
・一部、右折禁止などの規制を強化した上で、簡易な中央分離帯設置に向けて検討する。

警察の方が、一歩進んだ回答かと。

規制を強化するような提案をすると、
必ず利用者から反発が出ますが、
安全のためにはしかたないかと思いますので、
中央分離帯などの事故防止策を進めてもらいたいと思います。

15:02 2012/10/03

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