昨日は、町会の周年行事に参加した後、
板橋フォーラムというシンポジウムに行きました。
そこでも話題にあがりました、今話題の事業仕分け。
数年前から流行りつつあった言葉なんですが、
皆さんはなかなか知る機会が無かったのでは?
私も4~5年くらい前に、
区役所で事業仕分けをしたらどうかと話をしたところ、
当時の区の見解としては、
「板橋区は経営刷新会議において事業の取捨選択を行なった。
また、毎年の行政評価も行なっている。」
というものでした。
国でこれだけ話題になったおかげで、
今後確実に自治体にも事業仕分けの波が押し寄せてくるでしょう。
良いことです。
メディアでは批判的な意見も多くありますが、
これまで何十年も所管省庁と財務省の間でしか行なわれなかった
予算要求を白日の下にさらし、
一般的な感覚で現状の必要性と優先順位を見極めるという意味では、
かなり大きなインパクトを与えたと思います。
逆に、何もやらなかった旧政権のサボリについては言及しないとは、、、
まぁいつものことですが。
私は、少なくとも何もやらないよりも、
大きな一歩を踏み出したと思います。
私は現在、監査委員をしておりますが、
行政監査というものは、まさにこうした事業仕分けのようなものです。
ずいぶんといろんな事業に対して、
投入資本と成果や現状が合致していないことを指摘してきました。
しかし、基礎自治体という大きな組織に対して、
監査委員4名では多勢に無勢。
一定程度の成果しか出せていないかもしれません。
また民間人による行政評価というのも行なわれておりますが、
これも同様に、多勢に無勢。
私としては監査委員をしてよく分かりましたが、
やはり、議会がこの事業評価、事業仕分けに、
積極的に関わることができる仕組みを作るべきだと思います。
現状では、
予算・決算の時の、総括質問と分科会がそれに相当しますが、
これでは、時間も資料も不十分です。
監査委員が行政評価を行なうときの資料と言ったらものすごい量です。
他の自治体の先進事例を研究し、
詳細な事業評価をする仕組み作りを進めて参りたいと思います。
0:24 2009/11/23