生活保護の不正受給問題2012/05/27
本日は、これからわんぱく相撲板橋区大会の運営に行ってきます。
さて、議会で度々取り上げてきた、
生活保護の不正受給問題です。
板橋区議会の議事録を検索してみてください。
生保自体を批判しているわけではありません。
不正受給と、その他世帯の課題を問題視していますので誤解ないように。
今回、芸能人で疑惑がおきたことで、
社会的に認識されてきました。
そういう意味では良かったと思ったのですが、、、
個人的には、論点をずらしていて「ひどい」会見だと思いましたが、
それ以上にワイドショーは、本当におかしい。
「河本さんは誠実だ」「河本さんは良い人だ」
「芸人の収入は安定しないから気持ちはわかる」等々、
報道機関が主観入れまくりでは話になりません。
今や自営業者もサラリーマンも、みんな不安定ですよ。
さらに、
「片山さつき議員は自身の発言の重みが分かっていない」と
非難される始末。
私は今回の片山議員はgood jobだと思います。
生活保護の問題にメスを入れることが、
政治家にとってどれだけプレッシャーのあることか。
生保受給者は制度の維持が死活問題ですから、
投票率は高いと言われています。
投票率が高い集団を敵に回すわけですから、
覚悟が必要なんですよ。
それを簡単に非難するコメンテーターは軽い。
さて、記者会見で私が感じたことを少し。
・法的ではなく道義的な問題
→両方じゃないでしょうか。
母親の生活費を全額は出せないと言っていたことは虚偽の可能性が高いし、
公費から支援を受けていたという道義的問題だけでなく、
母親の生活費を出し渋ったということも問題。
稼いでいるなら、世話になった親の面倒は見なさいよ。
・援助はしていた(仕送りしていた)
→敢えて生保の上限以下の金額を送っていたということです。
目的は、生保の現金ではなく、
医療費を生保で請求するためでしょう。
・福祉事務所と相談していた。
→これは福祉事務所は気の毒ですね。
というか、不正を知っていて黙認していたとなれば、
または、医療費目的で上限以下の仕送りにしていたとなれば、
担当職員や上司の責任が問われます。
つまり、市役所は「不正は無かった」と言うしかありません。
ちなみに板橋区議会で不正受給について質問しても、
「不正受給はありません。」と答弁されます。
当たり前ですね。不正を知っているとは答弁できませんから。
結局、市役所は職員を守るために、
この問題をうやむやにすると思います。
河本氏 → 誠実に対処した → テレビ復帰
市役所 → 不正ではなかった → 処分なし
というシナリオが見えてきましたね。
警察や国が介入しないとこれで終わる可能性があります。
本当に恐ろしいのはメディアによる印象操作・情報操作だと分かる一件でした。
6:55 2012/05/27
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