23(土)に、NHKで卵子の老化について特集番組をやっていました。
以前に、クローズアップ現代でもやっていて、
うちの妻が見てたいへん興味を持った課題です。
今回も偶然見て、慌てて録画しました。
概要を簡単にいうと、
女性の卵子は生まれながらにして決まった数が備わっており、
初産が高齢になればなるほど卵子が老化し、
受精から受胎へと進む率が下がってきて、
人工授精でも受胎は難しくなってくるというものです。
今、一般的に言われている高齢出産である35歳が一つの境で、
40歳を超えると本当に厳しくなるという数字が突き付けられます。
「もっと早く不妊治療に取り組んでいれば良かった」
という多くの後悔のコメントが紹介されます。
私は過去に代表質問でこの課題を取り上げています。
晩婚化で不妊治療・不育治療を受ける人が増えているので、
医療保険の対象にするか、何らかの助成制度を拡充すべきと。
http://asp.db-search.com/itabashi/
上記ページで、「佐藤としのぶ 不妊治療」で検索し、
2012.03.07の発言をご覧ください
多額なお金を払って不妊治療をしてでも子どもが欲しいというご家庭は、
一般的に考えれば
意識が高く虐待などのリスクが低い、良好な環境が期待できます。
そんな方々が高齢になって不妊治療をしても、
なかなか子どもを得られないという実態が
これまでフューチャーされてきませんでした。
私は、理由は2つあると思います。
過剰な人権意識で、不妊や不育についてタブー視されていること。
そして、アラフォーがモテるとか、バツ1がカッコいいとか、
晩婚化を薦めるようなメディアのベクトル。
フランスなどでは教育の中で妊娠に関わる正しい知識を教えており、
さらに医療保険の対象として
若い頃から不妊治療を積極的に受ける体制があります。
NHKが投げかけたこの少子化に対する大きな課題。
政府や自治体はきちんと受け止めるのか、
また民法や他のメディアはスルーするのか、
注視しながら、
私もできる範囲で取り組んで参りたいと思います。
16:59 2012/06/26