特別委員会視察2008/10/10
都市環境対策調査特別委員会で、
都内の施設の視察に行って参りました。
なかなか興味深いものでした。
午前中
葛飾区にある、アイフルホームの
クールアースモデル住宅に行ってきました。
http://www.eyefulhome.jp/news/press_release/pdf/2008/080701co2_zero.pdf#search='クールアースモデル住宅'
http://www.eyefulhome.jp/news/press_release/pdf/2008/080701co2_zero_append.pdf#search='クールアースモデル住宅'
CO2の排出を極限まで減らす暮らしをテーマにした住宅です。
屋根に大規模な太陽光発電設備を設置し、
家で消費する電力を削減すると同時に、
風の道や保温壁、土間などを活用して温度調整するものです。
しかし、ここで一番肝心な部分は、
「蓄電」です。
発電した電力をどうやって保存するか。
そのアイデアとして、
電気自動車を活用するというのが肝です。
一般的なバッテリーだと巨大で高価ですが、
電気自動車ならば、二百数十万円で、
自動車と蓄電設備が得られるという訳です。
午後
江東区と東京ガスの共同事業で、
生ゴミからバイオエタノールとバイオガスを同時に回収する実証試験を
見学して参りました。
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20071212-01.html
江東区内の4つの小中学校から出る生ゴミを回収して、
破砕、液化して、発酵した後蒸留してエタノールを回収。
さらに蒸留廃液を発酵させてメタンを発生させ、
メタンを使用して発電して施設の電力にする。
かなりエネルギー循環性の高い施設でした。
ただ、まだ試験施設なので規模は小さいです。
コストはかかりますが、
逆に大きな施設ができるようなら
生ゴミ処理の大きな可能性になろうかと思いますね。
生ゴミの処理・リサイクルはかなり課題が多い反面、
バイオ燃料の重要な原料になります。
希望ある取組でした。