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自治基本条例の検討2010/01/13

自治基本条例を策定すべきかしないべきかを
検討する委員会に、会派を代表して所属しています。

これまで、この委員会では、
やはり住民参加・参画を中心に議論されてきました。
自治基本条例を策定することで、
住民の自主的な活動が保護、促進されるか否か。
決して、区からボランティアの押し付けや、
安い委託先としてだけ地域団体を捉えることが無いように、
意見をしてきております。

本日、この会議があったのですが、
監査と重複していたため、
初めて欠席してしまいました。

その分、ネットで見かけた面白いニュースを、
事務局の方に提供しておきました。

ヒーロー「キンタローマン」敗れる、投票1位なのに…/南足柄PRキャラ
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1001120007/
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1379269.html

要約
南足柄市で「金太郎」をモチーフとした観光PRキャラクターを公募。
1次審査で51点に絞り、市民投票を実施。
結果、戦隊ヒーロー風の「キンタローマン」が、126票でダントツの1位。
(ちなみに2位は78票)
しかし、市長や有識者らの最終審査で
投票12位(13票)の作品が最優秀賞を受賞。
「キンタローマン」は次点となった。

よその市の出来事なので、結果の良し悪しは言及しませんが、
行政の考える住民参加とは、えてしてこういう結果になりがちです。
選考委員会の審査基準ウンヌンということもあるのかもしれませんが、
最初から結論ありきで、
形だけの住民参加を求めて、エクスキューズにしてしまう。

住民参加を求めて、役割を担ってもらうということは、
役所の計画通りにならないこともあるという、
当たり前の認識をきちんと持たないといけません。
住民は、役所の下請け機関ではありません。

この認識をきちんと貫いていくならば、
自治基本条例によって、
行政と住民がwin&winの関係になれる可能性も。

今の段階では、自治基本条例は必要か、
作成するにあたっての留意点は何かといった、
哲学的な議論なので、
自治基本条例の内容については、
今後、別の形で議論されると思いますので、
そちらも注目していきます。

17:41 2010/01/13