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閉会中の常任委員会2008/08/22

オリンピックで沸く昨今、
(私もテレビを見てしまうんですが)
21日は閉会中の常任委員会がございまして、
継続審査になっている案件の審議が行なわれました。

都市建設委員会において、
昨年度からの継続案件を審議したのですが、
結論から言うと、全て継続審査となりました。

基本的に、民間対民間の紛争に対して、
議会や行政がとやかく言えないということがあるので、
(万が一、民事訴訟になった場合に責任問題になる)
態度表明にはひじょうに慎重になります。

ただし、態度としては継続を主張しても、
含意としてはいろいろと踏み込んだ発言もさせてもらいました。
特に、景観保全や、良好な住環境保全については、
短い時間ですが主張したつもりです。

例えば、上板橋駅南口の再開発の問題。
道路やロータリーの設置に関しては概ね理解をしているのですが、
なぜ40階建てのマンションを必要とするのかいまだに解せません。
隣のときわ台駅周辺では、
低層の良好な住宅街の保全のため、景観保護をしようという風潮が強いのに。
また、災害に強い街づくり(木造密集街区の整理)なのに、
地震で大きく揺れる超高層を建てるというのも理解できません。
個人的には、計画の見直しや地域要望とのすり合わせをすべきと思います。

また、例えば、
公園内への犬の連れ込み禁止について。
公園に犬がいると、子どもが恐がるとか衛生上の苦情が問題となりますが、
同じ公的な空間である歩道を連れて歩いても苦情は来ない。
であれば、公園内でのルール作りとその徹底ができれば
歩道と同じように散歩ルートにしても良いのではないか。
苦情が来るから禁止するという姿勢では何も解決にならない。
どのようにモラル管理するかを考えるべきだと問題提起しました。
公園の里親制度や、時間場所などを区切った利用など、
知恵を絞ることをすべきかと。

一朝一夕に答えが出るような問題が少なく、
どちらかを立てれば、どちらかが立たずという、
極論にもっていくことが難しい課題ばかりです。
現行法の中で、うまく折衷できる着地点を考えなければなりません。

1:07 2008/08/22